9月6日(日)7日(月)は以東岳でした。
<1日目>
仙台から約2時間半で泡滝ダムへ到着。
駐車スペースには20台ほど停まっていました。

歩き出すとツリフネソウ(写真)、キツリフネソウほかたくさんの花が道路脇に咲いています。

吊橋を2ヵ所渡り、七曲りから登山道は斜度を増しますが、ダムから大鳥池までの間に何ヵ所も水場があり、
美味しい水が喉を潤してくれます。
吊橋を楽しそうに渡るmaronnさん。

水場。

途中スライドした釣り人から沢山のイワナを見せられました。七ツ滝沢橋で釣っている人もいました。
ここらはイワナ釣りのメッカなんですね。
ちょうどお昼に大鳥小屋へ到着。

昼食と水を補給して、幻の大魚タキタロウがいる大鳥池沿いに歩いて直登コースへ向かいます。
オッ、今水面に跳ねたのはタキタロウ?なんてことはありませんでしたよ。

オニシオガマです。他にもチョウジャギクやトリカブトなどもありました。

心配していた東沢は全く水が無く、楽に渡渉(水は無くても)していよいよ急坂登りの始まりです。
展望の取れない樹林帯の急坂をひたすら登り、もうすぐ草原と言うところで後を振り返ると・・・
ジャーン!見えました。熊の毛皮を広げた大鳥池です。今回の目的はこれ。これを見に来たのですよ。

気持ちのいい草原をしばらく行くとようやく以東小屋が見えてきました。これで休めると一安心です。でもガスが出てきました。夕焼けはだめかなー?

小屋には管理人はおらず、1階に群馬からの5人グループがいただけで、後は誰も来ませんでした。
2階は私ら2人の貸切。少し離れた水場(急坂で疲れます)へ行って今日と明日の分の水持って来たら、これの出番です。

朝日はアサヒでカンパーイ!なんてね。そして焼肉パーティーの始まりなのでした。
しばらくして表を見るとガスが薄くなり、青い空とオレンジ色の見事なコントラストの夕焼けが見られました。
あまり期待していなかった分すごく嬉しいです。

遠くには新潟の街でしょうか明かりが見えます(手持ちなのでブレてますシグマ18-200 OS無し)。

<2日目>
待望の朝焼けです。以東岳山頂へ行けばもっと素晴しいのでしょうが、起きがけに登るのがツライ、ヘタレな私です。でも、これで満足。

朝食を済まして表へ出ると、鳥海山が美しいシルエットを見せていました。

さあ、オツボ峰経由で下山です。群馬のパーティーは先に出発。この日は大朝日まで行って泊まり、翌日朝日鉱泉からタクシーで泡滝まで戻るようです。
朝日を浴びるmaronnさんと以東小屋。いい天気です。

以東岳山頂に着いて景色を楽しんでいたらガスってきました。オイオイ稜線の写真撮ってないよ。
山頂の三角点です。

ガスの切れるのを期待しながらゆっくりと歩いて行きます。
ガスの切れ間に大朝日への主稜線が見えました。
今度はここを歩きたいものです。狐穴小屋が見えます。

大鳥池の水面に青空が写っています。

ガスが又流れてきました。オッ、ブロッケンです。残念ながら短い時間だったので写真は撮れませんでしたが、初めての体験ですごく嬉しい(自慢できるぞ)。
この山頂から三角峰過ぎまでの稜線は花がイッパイでした。
ウメバチソウ。

オヤマリンドウ。

コゴメグサ。

イワショウブの実。

ツガザクラ。

ミヤマリンドウ。

ハクサンイチゲ。

マツムシソウ。

このほかチングルマやニッコウキスゲも少し咲いていました。
お花畑と化穴山。

三角峰へ向かう稜線。

樹林帯に入り急坂を下って大鳥小屋へ着き、軽く食事をして泡滝ダムへ向かいます。
七曲あたりで、葉が茶色になっている木が多いのが見えて気になりました。、ウエツキブナハムシのせいなのでしょうか。

大鳥小屋泊まりの登山者と何度かスライドしながら泡滝ダムへ到着です。あぁ疲れた(面白かったけどね)。
コースタイム
<1日目>
9:15泡滝ダム-10:45七ツ滝沢橋-12:00大鳥小屋12:25-12:55東沢渡渉点-15:30以東小屋
<2日目>
6:30以東小屋-6:40以東岳山頂-8:30オツボ峰-10:35大鳥小屋11:20-12:20七ツ滝沢橋-13:50泡滝ダム
この後、「かたくり温泉ぼんぼ」で汗を落として無事帰宅。今度はどこへ行こうかな。