2008年 06月 29日
6月14日地震の時は糸岳
栗駒山は何度も行っている山だけに、帰宅後テレビを見て衝撃を受け、呑気に山行報告どころではないと思っていましたが次第に落ち着き(自分としては)、栗駒山登山一部解禁の報を受けたこともありブログ継続です。
今回の地震で亡くなられた方々と被災された方々へお悔やみとお見舞いを申し上げます。
さて、地震のあった日ですが、numaさんとマロンさんと3人で糸岳へ行ってきました。
二口峠から糸岳-小東と思っていたのですが、白糸の滝過ぎで林道クローズ。
登山口には先行者と思われる車が1台だけ。

林道を降りてから二口沢を渡渉するのですが、乾いている石も油が塗ってあるような滑りやすいところでした。

慎重に渡って白糸の滝を左に登山開始。
白糸の滝です。

沢沿いの急な登山道を少し登って、沢から離れたところでゴーという地鳴りが聞こえました。
「何の音だろうね」なんて言っていたらグラグラと地震。震度1位だったので「震源地はどこだろう。たいしたことはないね」なんて呑気に言いながら登山再開。
天気は予報と違い、登るに連れてガスっぽくなり、登山道は急坂の連続でギックリ腰が直ったばかりの私にはきつい登りでした。
それでも、ギンリョウソウ、ヤマツツジ他いろいろ花を見ることができました。
タニウツギ

サラサドウダン

ウラジロヨウラク

タムシバ

ガスはだんだん濃くなってきましたが、ガスの中のブナ林もいいものです。

おや、シャクナゲが咲いています。

チゴユリもありました。

望洋平のNUMAさんとマロンさんです。

糸岳山頂もガスの中。

少し休んで下山です。覗きまで降りてくると良い天気になってきました。

この後急坂をひたすら降りて白糸の滝上部へ。こんな滑沢(滝)落ちたら大変ですね。

白糸の滝のNUMAさんとマロンさん。NUMAさん悩んでいます。

大変な地震とは知らずに登ってきましたが、クルマのエンジンをかけてラジオから切れ切れに聞こえてくる「震度なんとか・・・、被害が・・・」という声に一同ビックリ。二口林道を秋保ビジターセンターに向けて走っている途中、30センチ~40センチ大の落石が10個ほど落ちているところもあり、不安が増したきました。
ビジターセンターに着いたらNUMAさんの携帯が繋がり、自宅で棚が倒れているという情報があり、またまた不安に。私の携帯はつながりません。
ここでNUMAさんと別れて仕事先へ行っていろいろと確認作業。夕方自宅へ戻ってテレビを見て受けたショックは皆さんと同じです。
コースタイム
8:25白糸の滝登山口-10:40糸岳山頂10:55-12:00白糸の滝登山口
次回は6月28日の竜門山。ご期待ください。

「駒の湯温泉」、あの懐かしい温泉宿の変わり果てた姿、
深く抉りとられて崩落した山々、
被害の深刻さにただただ驚くばかりです。
他人のブログをお借りして恐縮しながら、
被災者の方々には心からお見舞い申し上げます。
morinoさん、マロンさん、お久しぶりです。そしてお世話様でした。
本当に久々だったので、不安がいっぱいだったのですが、
おかげ様でなんとかついていけました。
大地震を白糸の滝の丈夫な岩盤の上で体験、
下界の大騒ぎをよそにウキウキの山歩き・・・。
忘れられない山になりました。

大変な日でしたが、やっぱり山が呼んでいますね。