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旧関山街道・峰渡り

5月5日(祝)
宮城県新川地区と山形県東根地区を繋ぐ道は
①旧関山街道・峰渡り
②小山田新道(明治10年開通)
③関山新道(明治15年関山隧道開通)
④現国道48号線(昭和43年関山トンネル開通)
この4ルートだろうと思います。
当然のことながら④の現国道48号線以外は廃道になっています。
②はその存在が忘れられようとしていますが、天童市在住の郷土史研究者で東根山岳会の浅井紀夫さんの精力的なフィールドワークを伴った研究により、ほぼその全貌が明らかになろうとしています。
私は昨年11月に山形側から県境まで歩き、また今年3月には浅井さんの講演会を聴講する機会を得ました。
今回は①の“馬も通れぬ”と言われた「旧関山街道・峰渡り」を じゅんさん、ツクイさん、キタザワさん、マロ7さん、おっ家内さん の6人で歩いてきました。

作並のチェーン脱着場に集合したら山仲間のSONEさんが来ました。この日は月山でスキー三昧とのことで、我々の姿が見えたので寄ったそうです。
桂沢橋の駐車スペースへ行くと浅井さんが待っていました。
ここから小山田新道へ続く尾根(現在の地図には書いていないルートです)へのアプローチを案内してもらいました。
尾根への取り付きは結構な急斜面です。
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ご案内いただいた後、下山口になる坂下境目番所跡近くへ車をデポし、広瀬川から国道へ登れるよう じゅんさん用意のはしごをセットします。
下山口の坂下境目番所跡。
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関山新道分岐から少し入ったところから出発です。浅井さんとはここでお別れです。
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小沢を渡るとコゴミが目に付きます。急なガレ場を登りカタクリの咲く九十九折の道が続きます。
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カタクリの後はイワウチワが咲いています。
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イワウチワを楽しみながら歩いて行くと花だけではなくヤマカガシもお出迎えしてくれました。
怖くてちゃんと撮れません。(汗)
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尾根筋の道は次第に藪っぽくなってきます。
藪との格闘を癒すかのようにイワウチワが咲き誇っています。
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尾根に沿っていくつも道形らしきものが見えます。
藪を避けて少しでも歩きやすいところを行くしかありませんが、浅井さんや以前歩かれた方によるテープが立ち木につけられていて大きく迷うことはありません。
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あたり一面に咲くイワウチワのほかにも寒風山や、
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マンサク、
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面白山を見ることが出来て疲れを癒すことが出来ました。
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酷い藪を過ごして、
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北側雪渓を歩く背後には黒伏の山々が見えます。
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そしてようやく県境800メートル地点へ到着です。
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お昼は じゅんさん、おっ家内さんからのコゴミ、ゼンマイ、ウルイ、フキノトウといった美味しい山菜をいただきました。
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そしてここにもカタクリがたくさん咲いていました。
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休憩後の記念撮影。
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宮城県側への下山に取り掛かると、小山田新道、面白山へと続く県境尾根が見えました。
この稜線を山仲間のみいらさんが2004年に歩いています。
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下りは多少急なところが有るものの藪も薄く歩きやすい尾根です。そしてこちら側にも沢山のイワウチワ。
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アップで。
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関山新道との交差点で尾根道が途切れています。地震で崩落したようです。
少し戻って降りられそうなところを探して、じゅんさん用意のロープで急斜面を降下。
もう一段目も崩落していました。ちょうどここが昔事故が多かった関山新道のヘアピンカーブの場所です。
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藪に苦しめられることもなく坂下境目番所跡へ到着しました。
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ここにもコゴミがいっぱいあります。
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峰渡りを終了してみんなでパチリ。お疲れ様でした。
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朝に用意したハシゴで48号線へよじ登りデポ地へ戻った後、浅井さんから教えられた墓所へ行きました。10以上の墓石がありましたが、坂下境目番所ゆかりとはいえ、どのような家の墓所だったのか不明です。

コースタイム
9:10峰渡り山形側入山口-12:05県境800メートル地点12:40-14:00坂下境目番所跡下山口
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*この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図を使用しています。

初めて峰渡りを歩きましたが、全体に幅も無く途中に痩せ尾根も有って確かに「馬も通れぬ」道だったであろうと思われました。伊達藩青葉城の後背地としてはこの上の無い天然の要害となっていたのでしょうが、これでは宮城・山形間の物流、交易は儘ならず、明治になって猪野沢の小山田家が心血を注いで小山田新道を開削する気持ちが良く判りました。
そしてその小山田新道も県令三島通庸による関山新道開通のため次第に廃道へと向かわざるを得なかったという歴史の一ページが心に沁みた峰渡りでした。
ご一緒していただいた皆さんありがとうございました。

帰宅して味わったのは浦霞純米酒。
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峰渡りとは特に関連はありませんが、古道へ思いを馳せながら美味しくいただきました。(笑)
by morino1200tb | 2011-05-07 14:41 | 11年登山 | Comments(10)
Commented by マロ7 at 2011-05-07 22:45 x
来年は4月中旬ころにここを辿りたいね。
刈り払いすれば最高のルートになりますねぇ。
関山隧道も行きたいひとつです。
Commented by k4 at 2011-05-07 22:52 x
カタクリの接写、いい写真だな~
先週もカタクリと浦霞だったと思いますけどね。
長ものさんはあまり見たくはないのにじっくり見てしまった^^;
Commented by vega at 2011-05-08 15:18 x
このルート今度釣竿もって行ってみたいです!!
Commented by morino at 2011-05-08 17:36 x
マロ7さん お世話様でした。
ホント、刈り払いするといい登山道になりそうです。
関山は面白いところがたくさんありますねー。
またよろしくお願いします。
Commented by morino at 2011-05-08 17:38 x
k4さん こんにちは。
写真は下手な鉄砲です。(笑)
私もニョロニョロは苦手です。第一発見者なので一応パチリと。
Commented by morino at 2011-05-08 17:40 x
vegaさん こんにちは。
沢は入山口と下山口しかありませんので釣竿は?ですねー。
それより花が良かったですよ。
Commented by SONE at 2011-05-08 22:53 x
今の時期にブナの森を彷徨すると、必ずイワウチワの大群落に出合えるのは最高ですよね。
もう少し残雪が残った時期なら歩き易そうですね。
Commented by yossy1904 at 2011-05-09 23:47
寒風山に登るとき、昔の峠道はどこを通っていたのだろうと思いましたが、時代によっていくつかの道があったんですね。
廃道・・、興味をそそられますね。
Commented by morino1200tb at 2011-05-10 00:09
SONEさん 今晩は。
ものすごいイワウチワでした。これだけでも歩いた甲斐があるというものです。(笑)
藪を考えれば残雪期なんでしょうね。
Commented by morino1200tb at 2011-05-10 00:17
yossyさん 今晩は。
道は時代を映していますので、とても興味深いですね。
その当時に生きるために必死に歩いた人たちとは違って遊びで歩いている自分ですが、同じ花を見て同じように慰められたのだろうかと思うと感慨深いものがあります。